チェーンブロックによる雑木伐採練習

大分エコクラブ

2013年11月04日 08:45

先週、「チェーンブロックを使って伐採」の講習会を終えて、今週は、クラブのメンバーで復習の為に5本余りの雑木を伐採してみました。

基本的な原理は、一方は切り倒す雑木のなるべく上のほうにワイヤーを取り付け、そのワイヤーをもう一方のチェーンブロックの器具に取り付けます。ただ、両者を一直線にして引っ張ると、器具を動かす人の方向に木が倒れてきますから、写真の様に90度方向に滑車を使って振って、チェーンブロックを取り付けます。

これが、木の上に取り付けたワイヤーの一端で、引っ張っても引きちぎれない場所に取り付けます。


そして、これが滑車で、60度から120度に振ってあげることができます。力は800kgの場合に、1600kgの力に耐えますが、その分引っ張る距離が倍になるのが難点です。


このテンションを掛けたら、切り倒す木の下に受け口を入れて、追い口を入れながら、チェーンにテンションをかけて行きます。


もう一つ大事なのが、ワイヤーとチェーンブロックは、「キトークリップ」と呼ぶ取付金具で留めてあげます。これを使えばどこでも自在にワイヤーを留めていけます。


このテンションを掛けたら、いよいよ伐採する木を切ります。まず、「受け口」を入れて「追い口」を入れて行きながら、一方のチェーンブロックのレバーを回してテンションをさらにかけて行きます。


これがチェーンブロックの器具です。このレバーを使って引っ張ります。


下の動画は、これを使った作業の一例です。この場合には距離が長かったので、直線で引っ張っています。


関連記事