2015年06月17日
チルホールと滑車を使った伐採方法Ⅱ
雑木の伐採も大方終えて、チェーンソーの手入れや伐採道具の手入れを行う時期になりましたが、ここで、チルホールと滑車を使った木の伐採にについて、スケッチと写真で説明しておきたいと思います。まず必要な道具は、これらの道具です。
画面左が「キトークリップ」と言ってワイヤーをこの器具に差し込んで、違うワイヤーにつないだりする事が出来る道具です。
その上のワイヤーが「スリングワイヤー」で、器具を木に止めたり、角度を振る場合などに使い、布製の「スリングベルト」もあります。強度と必要な長さによって違います。
スリングベルトの場合。
スリングワイヤーの場合。
その右側にあるものが、20mワイヤーと滑車(おたふく製)です。これで、倒そうとする木を滑車で一度振る事で、強さが倍になります。
1連の道具をスケッチでまとめています。クリックすると大きいページに移動します。
道具としてはこのようなものが必要ですが、その前に大事なことがあります。それは服装です。
http://img01.junglekouen.com/usr/o/i/t/oitaeko/P1020694.JPG
伐採の場合には、木が跳ねたり、落ちてきたりするので、このようにヘルメット、靴、手袋などをしっかりとして取り掛かります。
そして伐採です。
1,伐採しようとする木の周りを清掃して、足回りが楽に出来るようする。
2,笛を吹いてこれから始めることを周りに知らせます。(恥ずかしがらずにやってみましょう)
3,さ、これからセットです。まず倒す木の高いところにひもーー(つなぎ替えて)ワイヤーを取り付けます。竹やぶの竹を切って枝の一部を残して紐を取り付けます。
その道具がこれです。スケッチを見ると分かると思いますが、強度のある紐を竹の先に巻き付けて、高いところまであげて、枝を回って落とせば(片方の紐は残しておくこと)上らなくても4〜5mの所にかけられます。
この紐の片方に本命の「ワイヤー」を結んで紐を引っ張ります。これで、紐がワイヤーに変わって
引っ張る状態になります。
ただ、ここで使うのが滑車です。
この滑車を木が倒れる方向にある木に、ベルトかワイヤーで止めて、伐採する方向から伸びたワイヤーを60〜90度に振ってあげます。そして、最後に来るのがこの「チルホール」です。下の黄色い道具が、「チルホール」でこれは750kの引っ張り強度があります。使い方は
このようにして、上に出た棒を左右に動かすことで、中のワイヤーが前後して引っ張ってくれます。
ただ、倒すとする木から距離がありすぎる場合には、キトークリップというものでつなぎ足します。
これで、木を倒す用意が出来ました。軽くテンションをかけて、笛を吹いて再度周りのみんなに「やるから気をつけて^^」の合図の笛を吹きます。
最初に受け口、次に追い口をするときに再度笛を吹いて注意を喚起します。
追い口をある程度切ったら、チルホールを使って引っ張ってみます。木がやや動くようであればそのまま引っ張り倒し、動かない場合には、チェーンソーで追い口をもう少し切り進めます。
普段の受け口、追い口切りと違って浅めにして、残りの力は引っ張りで倒すようにしましょう。
画面左が「キトークリップ」と言ってワイヤーをこの器具に差し込んで、違うワイヤーにつないだりする事が出来る道具です。
その上のワイヤーが「スリングワイヤー」で、器具を木に止めたり、角度を振る場合などに使い、布製の「スリングベルト」もあります。強度と必要な長さによって違います。
スリングベルトの場合。
スリングワイヤーの場合。
その右側にあるものが、20mワイヤーと滑車(おたふく製)です。これで、倒そうとする木を滑車で一度振る事で、強さが倍になります。
1連の道具をスケッチでまとめています。クリックすると大きいページに移動します。
道具としてはこのようなものが必要ですが、その前に大事なことがあります。それは服装です。
http://img01.junglekouen.com/usr/o/i/t/oitaeko/P1020694.JPG
伐採の場合には、木が跳ねたり、落ちてきたりするので、このようにヘルメット、靴、手袋などをしっかりとして取り掛かります。
そして伐採です。
1,伐採しようとする木の周りを清掃して、足回りが楽に出来るようする。
2,笛を吹いてこれから始めることを周りに知らせます。(恥ずかしがらずにやってみましょう)
3,さ、これからセットです。まず倒す木の高いところにひもーー(つなぎ替えて)ワイヤーを取り付けます。竹やぶの竹を切って枝の一部を残して紐を取り付けます。
その道具がこれです。スケッチを見ると分かると思いますが、強度のある紐を竹の先に巻き付けて、高いところまであげて、枝を回って落とせば(片方の紐は残しておくこと)上らなくても4〜5mの所にかけられます。
この紐の片方に本命の「ワイヤー」を結んで紐を引っ張ります。これで、紐がワイヤーに変わって
引っ張る状態になります。
ただ、ここで使うのが滑車です。
この滑車を木が倒れる方向にある木に、ベルトかワイヤーで止めて、伐採する方向から伸びたワイヤーを60〜90度に振ってあげます。そして、最後に来るのがこの「チルホール」です。下の黄色い道具が、「チルホール」でこれは750kの引っ張り強度があります。使い方は
このようにして、上に出た棒を左右に動かすことで、中のワイヤーが前後して引っ張ってくれます。
ただ、倒すとする木から距離がありすぎる場合には、キトークリップというものでつなぎ足します。
これで、木を倒す用意が出来ました。軽くテンションをかけて、笛を吹いて再度周りのみんなに「やるから気をつけて^^」の合図の笛を吹きます。
最初に受け口、次に追い口をするときに再度笛を吹いて注意を喚起します。
追い口をある程度切ったら、チルホールを使って引っ張ってみます。木がやや動くようであればそのまま引っ張り倒し、動かない場合には、チェーンソーで追い口をもう少し切り進めます。
普段の受け口、追い口切りと違って浅めにして、残りの力は引っ張りで倒すようにしましょう。
いよいよ最後になりました。
樫の山が道路に、、
2024年1月8日のチェーンソー活動の記事
メインページが変わりました。
切り倒した大きなクヌギをいただきました。
大分市の南部、判田でクヌギの薪が発生しました。
樫の山が道路に、、
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切り倒した大きなクヌギをいただきました。
大分市の南部、判田でクヌギの薪が発生しました。
Posted by 大分エコクラブ at 11:37│Comments(0)
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